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会社で仕事中、実家の母から電話が掛かってきた。

このくらいの年齢になると実家からの急な電話というのは少し怖い。

出てみると「はぁよかった~」と母の安堵の声。
何かと思ってきいてみると、昨晩僕の名前を名乗るやつから電話があったらしい。

「ひどい風邪をひいて扁桃腺が腫れて声が出ない。医者に行ったんだが経理でトラブって金がいる」とかそんな。携帯の番号が変わったとか、実家の住所を言ったり、高校時代の同窓会の知らせが来てるはずだとか、当時の担任の名前まで出したりもっともらしいことを並べて、母の携帯の電話番号まで聞きだそうとしていたそうだ。

ついさっきも電話があって、なにか気になったのか、1回切って念のため自分の知ってる息子の番号にかけてみたら、なんでもない声の自分の息子の声がしたってことらしい。

ハタからきいてるとバカみたいな話だけど、怖いのはそれまで電話を受けた母も横にいた父もすっかり信じ込んでいたということだ。父は「大変だろうから早く行ってやれ」とか言ってたらしい。ぼくの実家には90を越える祖母もいて、これまでにも何度かそういう電話を受けたということは聞いていたし、十分警戒はしているはずだ。用心深いはずの両親までまんまとダマされる寸前までいったというのはちょっとビックリした。

ぼくの行っていた高校は結構な坊ちゃん嬢ちゃん学校で、当時は生徒全員の住所と電話番号が書かれた名簿が存在していた。これがウラで売買されているんだろう。個人情報云々うるさい今の時代もあるのかな?平和な時代。有名な高級住宅街の住所が並んでいる中で、珍しい東東京の住所に電話してくる時点でどうかと思うし、実際完全にハズレだけど、途中まで引っかかっていたことを考えるとあながちそうとも言い切れないのかもしれない。金はないが。

まあだまされないでよかった。ぼくと同じ学校の人は気をつけるように実家に言いましょう。
狙われてるぜ!