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Young Americans,Pinups

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"Young Americans" David Bowie


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"Pinups" David Bowie

"Young Americans"
下の"Pinups"、"Diamond Dogs"に続く驚くべきソウルアルバム。なんという変身っぷり。宮沢りえもカヴァーした"Fame"はジョン・レノンとの競作で、初めて全米1位になったシングルだそうです。個人的にはあんまり好みのアルバムではないんだけど、さすがの完成度。とにかく唄が上手い。それにしても初めての全米1位がこのソウルミュージック的な曲だっていうのが皮肉。

"Pinups"
このアルバム、ジャケットが苦手でずっと避けてきた。"Diamond Dogs"とか、かなり気色悪いと思う。左の女性はTwiggyだそうです。へー。これは今回初めて聴いたんだけど、上とは対照的に結構な直球ロック。Ziggy Stardustとして発表した名作"Aladdin Sane"後、自ら作り上げ存在が大きくなり過ぎて手に負えなくなってしまったその人格と決別し、それと折り合いをつけるために、好きだった音楽をカヴァーすることでリハビリをはかったアルバムだそうです。

今でもあまり現実感を感じさせないボウイが実在するアーティストの曲をやるというのはなんだか新鮮に感じた。ピンクフロイド"See Emily Play"、ザ・フー"I Can't Explain"とか、かなりいい。ジャケに惑わされず早く聴けばよかった。