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原子力発電所について

2011/3/20 by romeoblue | Filed under various.

怖いですね。いい年こいたひとり暮らしの男でも怖いんだからお子さんや家族がいる方はもっと怖いと思います。誰だってイヤでも原子力発電所について考えざるを得ないし、この一週間ほど日本中というか世界中でそれについて考えられたことはないのでしょうか。

Twitterやらで放射線やらなんやらについて煽るだけ煽って恐怖だけを訴えてる反対派は論外ですが、地震後の福島原発では実際どんどん状況が悪化していった訳ですし、政府や東京電力の言う事を完全に信じて安心するということももちろん出来ません。1号機で最初の「爆発的事象(当時の表現)」があって、枝野官房長官が会見を開くまでの時間が、個人的に今回の地震とそれに付随してきたことの中でぼくがいちばん怖かった時間です。ただあの時「相当危ない状況であること」を「どういった対策を取るのか」とセットではなくただ流していたらどうなったのか、今の電気が止まるかもしれないだけの東京のスーパーやガソリンスタンドでのパニックっぷりを見ると、ある程度情報をセーブして公開するということも一概に否定はできない気がします。誰もが冷静に受け入れられるわけではないのかもしれない。もう起きてしまったのだから、残念だけど今の政府を信じるしかない。どちらにしてもベストな対応がされていると。

ぼくの仕事は極論、電気を使わせる仕事です。原発の反対運動については「そりゃないほうがいいけど」って位の考えでした。要するにめんどくさそうだから考えなかったってことだと思います。今、現時点でも原発はガンガン建てるべきだって人ももしかしたらいるのかもしれないですけど、減ったでしょう。当たり前ですよねこんな怖い思いしてるんですから。とはいっても今こうやってるパソコンだって電気で動いています。現在日本にはこれだけの原子力発電所があって(日本の原子力発電所の運行状況)、そのうち東京電力には福島第一、第二、柏崎刈羽、建設中の東通っていう4つの原発があって柏崎刈羽の1、5、6、7号機が今ぼくのパソコンを動かしている電気の何パーセントかを作っているわけです。隣接するエリアからの供給もあるので、ちょっと調べた程度では何パーセントが原子力で作られているのか明確にはわかりません。おそらく今作れば福島のものよりも小さくて安全なものができるんだと思います。それに今、日本中で計画停電やら節電で電力消費を抑えようと必死になるほど電気は今不足しているわけですから、ぼくとしては今すぐすべての原発を停止すべきた、とは言えません。そりゃ心情的には止めてほしいですけど。

原発の何が怖いかって放射線です。(もちろん爆発も怖いですけど、現時点でまだドッカーンと広島長崎の原爆のような、もしくはチェルノブイリのような爆発が起こるかもしれないと怖がっている人はあんまりいないんじゃないでしょうか。)じゃあなんで放射線が怖いのかって考えると、浴びたり体内に摂取しちゃったりすると人体に影響があるからってことだと思います。ただ火だって怖いです。では火と放射線の違いって何かって、得体のしれなさだと思います(このへん参照「原子力は「神の領域」なのか、「人間の領域」なのか?」)。福島で今何が起こってて具体的に何がどれ位危ないのかを正確に伝えようとしたら、比例して専門的な言葉が多くなるでしょうし、簡単に素人(=一般人)が簡単に理解して具体的に咀嚼するのは難しいのかもしれません。「火の粉が降ってきて火災になる可能性があるので避難してください」みたいに分かりやすくはどうしてもできない、そういう「ややこしいもの」で今のぼくらの生活は成り立って欠かせなくなってしまっているということを、まずは認識する必要があるんだと思います。

正直電気代が上がるのは困るし、この列車の運行状況じゃ困るし、みんなが節電でパソコンの電源を落としたらぼくの仕事は成り立ちません。だけどそれでももうこんなややこしいものは要らない、全部一度とは言わないので、月にひとつ、一年にひとつづつでもいいので日本中の原子力発電所を停める方向に向かってほしいと、今ぼくは思ってます。福島原発は地震で停止したのに「想定外の規模」の津波で何重もの冷却システムも止まってしまってこれだけの恐怖を今皆に与えています。7mの津波を想定して作られた防波堤は14mともいわれる津波には全く役に立ちませんでした。次は15mを想定して防波堤をつくっても同じことだと思います。

今一番停止すべきとされている浜岡にしてもどこの原子力発電所にしても、もし停止しても動かしてるのと同じように長い時間をかけての冷却が必要で、そのコストだけがかかって当然電力は生み出さないし、また地震でも起きてもし冷却システムが壊れでもしたら福島と同じように危険なのかもしれない。それでも停めてほしい。ぼくでもこんな文章を書いている位ですから、世界中で原発を見直すべきだという意見が出ているようです。日本でも枝野官房長官が日本の原子力政策を見直さざるを得ない的な発言をしたとかしないとかニュースになっていました。当然の動きでしょう。

仮に日本中の原子力発電所をすべて停止したら実際どのくらい電気が足りなくなって(十分まかなえるという話もよく聞く)、各家庭でどのくらい電気代が上がることになるのか、停止後にどの程度の冷却期間が必要でトータルでどのくらいのコストが掛かるのか、是非そのへんの試算がほしいです。さかんに安全だ安全だと言ってきてこの状況になった訳ですから。ただ何をおいても少しずつでも停止すべきだと、今、思っていることをここに書いておきます。他の政策がカスでもそれだけで投票するかもしれません。その位怖い。ぼくは原子力発電所反対です。明確にしておきます。

ただ今は、福島第一原子力発電所で作業をしている人たち、自衛隊、消防隊員、機動隊(?)、東京電力と協力企業社員さんたちが、今この時間にやってくださっていることが今できるベストの事であって、更にそれが少しでもうまくいってくれることを全力で祈っています。原発賛成でも反対でも今は多分それしかできない。東京のぼくは買い物してできるだけ外食して節電して少しでも募金したいと思います。もうなるようにしかならない。スーパーやコンビニで何を買い占めても安心はできないし、原発はもうあってそれで生活が成り立ってしまっているんだから。なんとか落ち着かせくださることを祈って、その後にその先どうするかをちゃんと決めよう。

One Response to “原子力発電所について”

  1. […] っていうのを読みました。ちょっとハッとしました。前のエントリーにも書きましたが、まさにそれに陥っちゃっていたのかもしれない。よく読んでもらえばわかるとは思うんですが「 […]

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