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João Gilberto Japan Tour 2008

joao0811.jpg

http://www.joao-concert.jp/

チケットゲット。もうないかと思ったらなんか普通に買えました。11/02です。

最近は"João Gilberto (Águas de Março)"ばっかり聴いてます。他のアルバムもいいけど、完璧ですねこのアルバム。ギターの単純そうで複雑極まりないリズム、やわらかすぎず硬すぎず乾いた音、その声、メロディ。ボサノヴァっていうと「癒し癒し」と言われるけど、このバランスにヒリヒリする緊張感をも感じます。

Chega de Saudadeから50年。ご健在なのはこの人だけです。長生きしてください。

以下前回の感想

2006年11月05日 「Joao Gilberto @ 東京国際フォ−ラム 2006/11/04」

ジョアン見て来ました。行く前にここを参考に「伝説」をオリジナルアルバムの順番に編集したプレイリストを4つ作って予習。この曲順で聴くとまた違ったお味で楽しめます。お持ちの皆様でまだの方はよろしければ。

16:00開場、17:00開演ということで16:00頃に入りました。本人の要望で開場の空調を切ってるやら何やらという奇妙な注意書きに皆集まって写真を撮ってました。ぼくの席は1Fの真ん中、本当に一番後ろの席。本当にちっこくしか見れませんでしたが、ある意味貴重な席かもしれないと自分を納得させました。開場全てを見渡せて一番偉い人のような気分になれるし、狙ったってなかなか取れない。

まあそんなかんなで17:00になるわけですが、当然始まるはずもなく、途中で「今ホテルを出ました」というアナウンスに湧きながら、結局始まったのは18:00頃でした。本当に自由な人だ。誰も怒ってないし。

これ以上ない位のシンプルなステージ。席に着いたジョアンは「ゴメンナサイ。コンバンハ」 。手に持ったギターでおもむろに演奏を始める。早っ!
それからは日常とは全く異なる進み方で完璧な時間が流れていきました。。

「Chega de saudade」で一回席を立ちましたが、すぐさま戻って来てくれてぼくでも知ってる人気の曲をどんどんやってくれました。この後の方がなんだか開場全体が親密で暖かい感じがして良かった気がします。個人的にこんなに「眠い」ライブというのは初めてでした。悪い意味でなく褒め言葉として。寝てる人も結構いたけど、もしかしたらそれが一番贅沢な楽しみ方かもしれない。あんなに優しくて快適な時間は眠くならない方がおかしいんじゃないかとさえ思いました。ぼくはちっこく見える、遠くで素晴しい音楽を聴かせてくれるおじいさんを、前にかざした指の上にのせて「手乗りジョアン」をしたりして眠気と戦っていましたが。

まあそんな時間も「Izaura」であっという間に終了。全部終わったのは20:00頃でした。

生ジョアンは初めてでしたが、久々に頭のてっぺんからつま先までトリハダ立ちました。地球の裏側から26時間位かけて日本までやって来て、たった一人で2時間あまりぶっ通しで歌ってくれる75歳のおじいさんって凄いよな。願わくばいつまでもその奇跡なような声とギターを聴かせてほしい。ありがとうございました。

追記
こちらでセットリスト等作成されています。
中原仁氏の詳細解説

comment (2)

始めまして。
テレビでTourの広告を今更見てチケットを調べてみましたが、もう買えないみたいです。2006のツアーもいらっしゃったって、うらやましい限りです!残念ながら今度のきっかけで彼の他のCDでも買ってみようかと思っています。参考になりました。ツアーで楽しい時間を過ごすことを願います。

チャラさんはじめまして。

今見てみたら、このへんからまだ買えそうですよ。
http://artists.pia.jp/pia/artists.do?artistsCd=11020085

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